最近、早朝に近所の公園で踊っています。
そこにある切り株の集合体のような遊具で、最近やっているトレーニング的な遊びを撮影しました。
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広太さんの文章を読んで、”重さ” について考えた。
公園の切り株遊具はいろいろな高さの切り株でできていて、中心の株が一番高いので、周りの株をイスとするとちょうどダイニングテーブルのようにもなる。
早朝はまだ昨日の名残を引き摺っていて、
夕方に子供たちが集めた石や枝が落書き的に置かれていることもあれば、
夜中に誰かが晩酌をした酎ハイの空き缶が残っていたりもする。
いろいろな重さの形跡。いろいろな重さの人たちがここで、各々の見方で、各々の過ごし方をしているのだなと想う。
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「その者が地面にどうめり込んでいるか」に最近興味があります。
動物園の動物たちは座るのがとても上手い(お尻がちゃんとめり込んでいる)。
同じ人間でも、硬い座面の椅子に浮くように座る人と、粘土のように柔らかい座面に溶けていっているように見える人もいます。
踊る時、振付を作る時に、自分がどの程度の重さで地面に立つのかを考えていきたいなぁと思っています。
ダンサー、振付家。長野県生まれ。
2012年~パフォーマンスシアターグループ Comp.を主催。ダンス経験をもたない様々なジャンルのパフォーマーを起用し、即興的なパフォーマンス作品を発表。 近年は様々な振付家の作品出演など個人の活動に専念し、クラシックバレエやジャズダンス・声楽等の経験を活かしミュージカル作品や企業プロモーションなどのプロジェクトにも幅広く参加。振付家として、演劇作品やミュージックビデオへの振付提供や、演出等も積極的に行っている。
また、東北の郷土芸能やインドネシア舞踊に興味を持ち、東アジアに共通して見られる土着的な身体の在り方を研究。現地での滞在経験や文化交流を元に、2020年12月にソロパフォーマンス作品「彼の地の匂い」を制作、発表。中性的・野生的な身体が好評を得た。