今、あなたのいる場所が、世界の中心です。
手を差し伸べると、感じられる風景があるでしょうか。
世界のどこかで、今、それはきっと存在しています。
ゆっくりと手を動かして、その風景を探検してみてください。
手を動かすにつれて、風景が変わっていくかもしれません。
他の身体も、一緒に世界の探検を始めます。
右脚、左肩、頭、脇の下。。。全て違う風景の中にいるかもしれません。
ふっと、身体が1つだったことに気付いてください。気付いたら、あなたの身体は汽車に乗っていたみたいです。
運ばれて。運ばれて。揺れる。音が聞こえる。
身体が運ばれるということは、重力の上を滑っているということなのかもしれない。
もしくは別の何かかも?
この汽車は、いつの時代を走っているのか考えてみてください。
その時代は、今から少し離れているところにあるかもしれないけれど、地続きには違いありません。
その時代に、存在することはできるでしょうか。
それはどんな感覚?どんな匂いがする?座席の生地はどんな感じ?
他にどんな人がいるでしょうか?彼らとコンタクトは取れるでしょうか?
汽車は目的地に向かいます。
まっすぐか、あるいは寄り道もするか。
今走っているのはどのあたりでしょう。
地図を広げて。目的地を探して。
迷ったら、誰かに聞いてみる?
それとも自分で見つける?
運ばれるのか、私が進んでいくのか。
迷ったら、世界の中心に戻ってくればいい。