わたしと身体のゆるやかなダンス革命 イン福岡

海に沈む

ぬれないように ギリギリのラインで    夕陽めがけて 軽くホップ

ふわっと浮いた髪は 波をうち       心地よいテンポを刻む

なんだか息苦しくなり           はいてはいて、ゆっくりすう        水を含み重たくなった黒のワンピース    耐えられない 脱ぎ捨てたい

まるくなってみたら、指先からほどけていき
海の中を彷徨う やどかりとのダンス

振り返ると夕焼け             太陽が夕方になると赤くなるように
犬は夕方になると何色になるのかな     その色になって、染まって、味わって、包まれて、思いっきり走り出したら、押し入れの中 そっとふすまを開けるとそこは夜

「さかいめ」より