灰と子宮

金 の チョコ が 入っていた ら アンラッキー   のぞいてごらん  キャラメルの中   30% off の 世界 は 安っぽい においがする   まったなし の  よーいドン

大きな つばさ を 広げたワシ は 黄色 の 爪 を たて て 自然保護活動中

わ~い  わ~い 

小指ほど の 大きさ の ほうき で ゾウ の 鼻の中 を そうじ しよう         光る 葉っぱ は ランダム に 落ちて きた

いまだ! 飛び立つ よ     羽 は 生えて きた

アボカド を 切った ら おっさん が 笑ってる                    えへ  えへへ  どうも  ども

植木鉢 から 生えた 左手 には シガレット                        灰 は すぐさま 子宮 の 中

ひとだま が 追いかけてくる

はずかしい ね  やっぱり さ   逃げたい ね 全速力 で                  もぐりたい ね  ティディベア の おなか の なか 

さよなら さよなら  ホームラン

インストラクション:牡丹雪の降る日

からだのまんなかを、じめんにおくり、

じめんを足の裏から、体の隅まで送りましょう。

それは、体の中にいたえんじ色の毛糸を絡め取りながら、

膝、鼠蹊部、お尻と背中、鎖骨、腕の柔らかいところと、後頭部をつたって、

指先と頭のてっぺんからゆっくり出ていきます。

出て行った毛糸が、さらさらと飛んでいきます。

掴めそうなら、それを掴もうと、試してみてください。

あなたに戻りたくて、毛糸はするすると触れてきます。

優しく応えてあげてください。

毛糸はあなたの体の先の方に綻びをみつけて、

少しずつ、解いていきます。

綻びが糸になり、あなたの糸は、あなたの中に

あったえんじ色の毛糸と絡み合っていきます。

やがてそれは、おおきなおおきな手袋になり、

溜池の真ん中にある、

白樺の木をやさしく抱きしめます。

インストラクション「進んでいる」

今、あなたのいる場所が、世界の中心です。

手を差し伸べると、感じられる風景があるでしょうか。

世界のどこかで、今、それはきっと存在しています。

ゆっくりと手を動かして、その風景を探検してみてください。

手を動かすにつれて、風景が変わっていくかもしれません。

他の身体も、一緒に世界の探検を始めます。

右脚、左肩、頭、脇の下。。。全て違う風景の中にいるかもしれません。

ふっと、身体が1つだったことに気付いてください。気付いたら、あなたの身体は汽車に乗っていたみたいです。

運ばれて。運ばれて。揺れる。音が聞こえる。

身体が運ばれるということは、重力の上を滑っているということなのかもしれない。

もしくは別の何かかも?

この汽車は、いつの時代を走っているのか考えてみてください。

その時代は、今から少し離れているところにあるかもしれないけれど、地続きには違いありません。

その時代に、存在することはできるでしょうか。

それはどんな感覚?どんな匂いがする?座席の生地はどんな感じ?

他にどんな人がいるでしょうか?彼らとコンタクトは取れるでしょうか?

汽車は目的地に向かいます。

まっすぐか、あるいは寄り道もするか。

今走っているのはどのあたりでしょう。

地図を広げて。目的地を探して。

迷ったら、誰かに聞いてみる?

それとも自分で見つける?

運ばれるのか、私が進んでいくのか。

迷ったら、世界の中心に戻ってくればいい。

海に沈む

ぬれないように ギリギリのラインで    夕陽めがけて 軽くホップ

ふわっと浮いた髪は 波をうち       心地よいテンポを刻む

なんだか息苦しくなり           はいてはいて、ゆっくりすう        水を含み重たくなった黒のワンピース    耐えられない 脱ぎ捨てたい

まるくなってみたら、指先からほどけていき
海の中を彷徨う やどかりとのダンス

振り返ると夕焼け             太陽が夕方になると赤くなるように
犬は夕方になると何色になるのかな     その色になって、染まって、味わって、包まれて、思いっきり走り出したら、押し入れの中 そっとふすまを開けるとそこは夜

「さかいめ」より

他者に世界観を表現してもらうためのインストラクション

ダリの絵。(仮)
一見とても具体的に描かれる現実。だけど大きく何かが違う。
そこには戸惑いは一切ない。
驚きだけ。
潔いほど大きな違和感が面白くも感じられる。
空には岩が浮かび、魚はおしゃべりをする。
わたしの足は、わたしを置いてどこかへ歩いていってしまう。
心地よい浮遊感を感じる。
だけど、それは空へ浮かぶのではなく地面にめり込んでいる。
地球に溶けてしまうんだろうか?
いいえ、わたしは陽気なフォークロアの音楽になる。
音の波になる。
それはただ陽気な気分だけを届ける波であり粒子。
つやつやした陽気な粒子は輝きを増して光に変わる。
どこへでも行ける光。
いつかダークマターに出会えるんだろうか。

覚書③自分の声と2月3日と踊る

20212320:37-20:44 家の前の交差点

うっかり防犯カメラの前に立ってしまった

悪いことはしていないはずだ

たくさんの家から集まって来るお湯らしき音がシャラシャラしている

カシオペア?オリオン?オリオンか

車の音、それ以外はない。

星が出ていて嬉しい

2月3日

母の誕生日

2月3日

妹の子どもがうまれた、さきほどうまれた

2月3日

祖父が夢に出てきた

いつも通り、座敷に、堂々と、いた

夜の景色を感じても

そのことしか目の前にうかばない

静かであれば、静かであるほど

ウエストリンギア

メディカルハーブ

アカシア

オリーブ

カツラ

背が高い玄関から、

少し遠くなったオリオン座、を、みる

春に近づき、

空気がやわらかく、ぬるりとしている


今日は何か踊りと言葉を残したいな、と思う日だったので、先程の夜の7分の言葉たちで踊ってみました。

今回は自分の声でチャレンジ。2テイク撮ったけれど、1テイク目を使いました。

意識せず撮影しましたが、今日のワークが体に残っているなと、動画を見ながら感じます。止まる、ポーズとポーズの間、物や壁などと関わって自分の形を作る。

今は言葉から動きを産んでいますが、今度は動きから言葉を産むのも試してみたいな、と思っています。(今日、お話しに出ていてなるほど!とおもったのです)

夜は何故か昼より言葉が出てこない。昼はあふれるように言葉が出てくるのに。暗いからか?怖いからか?静かだからか?

さかいめ

本日3日目はポーズからポーズにうつるムーブメントを行いました。ポーズに全集中し忘れてまた集中する、それがポーズからポーズへのテレポートということで、とても面白い。しかもポーズ中は周りの風景を受け入れている状態とのこと。

なるほど、踊っている状態より、止まっている状態に目が行く時は、その人がキチンとその状態と環境(風景)を受け入れているからなのでしょう。

今日のワークを受ける前に撮った動画だけど、前回7分間外で佇むというワークで、少しだけ体の声を聴けたかもしれない感覚を試してみた。また、パーツを動かす事は、動画ならではの画角で楽しんでみた。

おとでおどる

『世界に触れる』

オノヨーコさんのグレープフルーツの握ると言うフレーズにinspired されて、『世界に触れる』と言うテーマでやってみました。

空気に触れる

昨日の自分に触れる

ドアに触れる ドアに触れた人と触れるひとにふれる

朝に触れる 今日に触れる

風に触れる道路に触れる

触れるもので感じるものは異なるなぁと改めて

覚書②私の言葉とSの声

20212112:25-12:32 貴船神社

すっきりした身体

風がなまあたたかく、どんど焼きのあとの灰がついた空気が煙たい匂いをはっしている

どこかのお家の洗濯物の柔軟剤の匂いが微かに混じる

だれかきた

夫婦の大きな柏手

なぜ息を揃える必要があるの

これからどこにいくの

つばきがゆれる

マグリッドの絵のような葉がない枝がゆれる

大粒の雨が社殿にぽたぽた

みずたま

みずたまの、かぼちゃのみずたまみたい

私は【なになにのようだ】って言葉を探してる

だれのために

これをよむかもしれないだれかのために

だれのために

私のため?

私の中の想像の中の詩人みたいな、カッコつけていた方が体裁が良い人のため?

その人はハットをかぶっていて

すーつをきていて

しろいしゃつで

とらんくをもっていて

マグリッドの円にでてくる紳士のよ、う、な、

人。

無表情で

わらわず

賢そうなことを考えていて

用があるようで用がない

旅をしてるようで旅をしていない、人のため

の、

なになにのようだ、

ようだ

ようだ

ヨーダ

ヨーダ

緑色のおじいちゃん

木が切られている

風は強い

東はどちらだ

椿が揺れている

柄杓が使われたのはいつか

首に風が当たる

気持ち良い

気持ち良い

ここに立っていて変な人ではないかなと心配になる

けれど、変な人だなと思われて困るのはだれだろう

困ったところで私は何も困らないけど恥ずかしい

木が切られている

何百ねんのびできたことはまるで悪かったことのように

ばっさりと

切られている

めんどくさいことを言った人みたいな嫌われ方で切られている

私もだれかにそうおもわれたり

おもったりしたことはないのか

あるだろう

なになにのような、ようだ、そんなように