福田さんインストラクション/進んでいる・その2

【進んでいる】その②/岩下愛

昨日も投稿した、福田さんのインストラクション。うーむ…室内じゃなくて、広いところでやってみたいな、と、試してみました。


WSが終わって、書き残したノートや、作品や散文など、読み返しています。

神社で佇んで、書いた言葉、(覚書②の動画の時のもの)【私は「なになにのようだ」って言葉を探してる】と、いうのが、今の私の踊りじゃん〜と、思わずうわぁ、と唸ってしまいました。とても痛い。

このなんだかどうしたらよいかわからないものを持ったり置いたりしながら、しばらく探検したいと思います。

福田さんインストラクション/進んでいる・その1

進んでいる①/岩下愛

今朝、アフリカンダンスの稽古の間にやりたくなってむずむずして撮影。

読んでいるのは娘、向こうの方で聴こえるのはドラマーが叩いているジェンベです。

今朝は誰かの気配が沢山する狭いところでやりたくなって、こんな感じになりましたが、もう少し広い場所で試したいなぁと思っています。

2works by 宮原さん&内田さんのインストラクション

「Dancing between bones」

宮原さんの「灰と子宮」の行間・空白が面白かったので、
パソコン画面で文章全体を写し、それを見ながら踊ることからスタート。

余白だけでなく言葉も目に飛び込んでくるので、影響はされる。

最終的に、言葉のイメージと余白の身体性と、それから自分の部屋と外の音が結びついて広がっていく感覚になりました。


「Step step step」

内田さんの「回想」から、咄嗟に浮かんだ「足踏み」。

ぐるぐるしていくイメージも一緒に。

実験③ インストラクション「牡丹雪の降る日」

前回の自分のインストラクションでは文章そのままにやりすぎたかなと思ったので、今回は文章から受ける感覚をできるだけそのまま出せるようにトライしてみました。

動きにおこすのはちょっと難しいなと前回思ったので、今回は写真にて。

エアコンとか映り込まない方がいいかと思ったけど、意外と日常感があった方が感覚が近くなる気がしたので切り取るのはやめました。

それならそれでもっと考えられたら良かったなと思っています。

手前の部分ももうちょっと何かできたかなと思うけど、どうやったら良かったんだろうか…。

小山さんの作品 “まだ会ったことのない、ある男性の為の”

圭さん「フレッシュフレッシュ」

「フレッシュフレッシュ」

今回の方法

録音したインストラクションを聴きながら動く→場に移動して聴きながら踊る→声を入れる

日常の記録⇔体の記憶

今日のワークショップで紹介されたアニメーション動画「失われた朝食」は、とても強烈で慄いてしまった。しばらく興奮していたため、その後の皆さんの話に全く入っていけず、作品の中にある排水溝から流れ落ちてしまった朝食のように、何か話したらおかしなことが零れ落ちないかと、必死にこらえていた。

この作品は、おじさんかおばさんか分からない中年(のちに男性と判明)が、朝起きてからのルーティーンが少しづつ壊れていく様子をシュールに描き出している。一つのことがほころび始めるとどうしようもなくなり、日常的に記録されてきた身体の所作が足かせとなり、とことん壊されていく。バックに流れる音は荒い呼吸音で、やるせないサラリーマンの朝食が意思とは関係なく非日常のループに組み込まれていくさまがとても身体的で、順番・数・場所・サイズがどんどずれていくにしたがって、どんどん奥歯がかゆくなった。紙におかれたティーパックのシミさえも体に充満していくような。

美術教師という職業柄か、日常を絵コンテのように体のどこかに写メしているところがある。それが空間や場に放たれるものをダンスといいたい部分がある。なので、このアニメーションはとてもダンス的だった。

今日の宿題は『日常の中で今から5分間はダンスだと思って過ごしてみる。そのように意識したときに何が変わるのか?何が日常の行為をダンスたらしめるのか?』である。

夕飯を作っているときのこと。宿題を少しだけ考えたが多分1分も持たなかった。しかし、食器乾燥棚の上の方に立てかけてあった菜箸が、振り向きざまにぐさりと顎に当たった時、本当にびっくりするほど鮮明に、20数年前に横浜の中華街で食べたお店の奥にある白い二階に上がる階段が浮かんだ。きっと麻婆豆腐を作っていたからだろうけど。

広太さんが仰るように「言葉はすべてを説明できないし、過程なので重要じゃない。」と思うが、指で体の一部を触った皮膚感覚から言葉を紡ぐワークショップの時にはあいまいだったことが少しすっきりした。

この経験は少し大切にしておこう。

Keiさんの「フレッシュフレッシュ」

Keiさんの「フレッシュフレッシュ」にトライしました。